事業内容
3 つの業務を柱に
建物のリフレッシュを実現します。
経年の劣化をはじめ、気候の変化や予期せぬ事故などにより建造物にはさまざまな傷みが生じます。これに対し、当社では「防水工事」、「外壁改修工事」、「ハイブリッドクイック工法」の3つの業務を柱に、建物の再生・長寿命化を実現しています。創業以来半世紀を超える実績と業務への真摯な取組みが、広く信頼をいただいています。
防水工事
建物の屋根など雨水にさらされる部分から、建物内部へ雨水がしみ込むのを防ぎ、建物が傷み耐久性能が落ちないよう対策を施す必要があります。弊社では、「シート防水」「塗膜防水」など状態・環境・経費にあわせて適切な防水工法を採用し、ご提案いたします。
おもな工法
- 防水工事のひとつで、屋根などへ特殊なシートを張ることで防水層を形成します。さまざまな効果・機能を有するシートがあり、遮熱効果があるものなど当社では建築物それぞれの性質に合わせて適材適所で採用し、ご提案しています。
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- 塩化ビニル樹脂系シート防水
・ロンシール工業(株)他 - 塩化ビニル樹脂系のシート状の材料1枚で構成された防水層で、屋外での日光による紫外線、熱、オゾンに対し優れた耐久性を持っています。下地の種類や状態、使用される用途によって接着工法と機械的固定工法があります。
- 塩化ビニル樹脂系シート防水
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- 改質アスファルトシート防水
・田島ルーフィング(株) - 改質アスファルトを主原料としたシートで防水層を構成する工法です。トーチバーナーで加熱溶融させる方法や、自着層により張りつけていく常温工法があります。
- 改質アスファルトシート防水
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- 加硫ゴム系シート防水
・三ツ星ベルト(株) - 合成ゴムに補強材を混入し加硫としたゴムを原料としたシートで防水層を構成するもので、軽量と柔軟性を生かし急勾配の屋根から変形屋根まで可能な防水です。仕上げに保護塗料を用いるのでカラフルな仕上げが可能です。
- 加硫ゴム系シート防水
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- 非加硫ゴム系シート防水
・(株)神栄興業 - ブチルゴムを原料としたシートで伸縮性が高く、建物本体の変形にも伸張し対応する防水層を構成します。主に金属屋根などに使用されます。
- 非加硫ゴム系シート防水
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- アスファルトシングル葺き
・田島ルーフィング(株) - ガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付け接着してある屋根材で、既存下地にアスファルト系防水シートを貼り、その上にシングルを接着材などを用いて葺いていく工法でおしゃれでモダンな仕上がりで美観にすぐれています。
- アスファルトシングル葺き
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- 防滑性ビニル床シート
・タキロンシーアイ(株)
・ロンシール工業(株)他 - 防滑性に優れたシートで、共用廊下やベランダなどのよく歩行を行う場所に使用されます。防滑シートのみでは防水性はありませんが塗膜防水などと組み合せることで防水性が高まります。
- 防滑性ビニル床シート
- ウレタンゴム、アクリルゴムやFRPなど液状の防水材料を塗り重ね、化学反応で防水の膜をつくる工法です。屋根、ベランダの床などさまざまな部位に用いられ、複雑な箇所などへの施工も簡単にできるなど作業性に優れるほか、シームレスなため水の侵入のリスクが少なく強靭な仕上がりが特徴です。
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- ウレタンゴム系塗膜防水
・田島ルーフィング(株)
・ダイフレックス(株)他 - ウレタンゴム系樹脂を塗り重ねて施工していく工法で屋上、基礎、ベランダ、開放廊下などさまざまな部位に用いられており、既定の塗厚を確保することで耐久性が高くなります。下地に通気緩衝シートを貼った上 施工を行う通気緩衝工法や、下地に直接施工を行う密着工法があります。
- ウレタンゴム系塗膜防水
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- アクリルゴム系塗膜防水
・アロン化成(株) - アクリルゴム系樹脂を塗り重ねて施工していく工法でウレタンゴム系塗膜防水同様にさまざまな部位に用いられています。弊社では「高弾性アクリルゴム系樹脂塗膜防水材」を使用し、特に金属屋根へ防錆効果を併せ持つ施工をおこなっています。
- アクリルゴム系塗膜防水
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- 改質アスファルト系塗膜防水
・(株)エイ・アール・センター
・田島ルーフィング(株) - 高濃度のゴムアスファルトエマルションを専用硬化剤により反応硬化させた塗膜防水材です。改質アスファルト系シートを組み合わせると信頼性の高い積層タイプの複合防水となります。
- 改質アスファルト系塗膜防水
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- FRP塗膜防水
・双和化学産業(株) - 不飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維を組み合せた強靭さが特徴の塗膜防水です。用途はさまざまですがベランダや浴室などによく用いられます。
- FRP塗膜防水
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- ポリマーセメント系塗膜防水
・三ツ星ベルト(株)
・大日化成(株) - エマルション樹脂とセメント系パウダーを配合した材料からなり、有機溶剤を含まない環境に配慮した防水材です。ベランダ、庇、エレベーターピットなどに用いられます。
- ポリマーセメント系塗膜防水
外壁改修工事
一般的に建物の外壁の寿命は10年~15年といわれているように、外壁は気温の変化や経年劣化によりコンクリートやモルタル、タイルの「剥落」「ひび割れ」「漏水」などが発生します。それぞれの症状にあわせて専門の外壁改修工事が必要となります。
おもな工法
- 高温多湿な日本では、頑強な建物でも、外壁の劣化から建物自体の寿命も急激に短命となる場合があります。劣化した外壁の「調査」「診断」を適切におこないリフレッシュし、建物の寿命を大幅に伸ばします。
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- アンカーピンニング
エポキシ樹脂注入工法
・ コニシ(株) - モルタル浮き部の補修に用いる工法で、モルタル浮き部とコンクリート躯体の空隙部にエポキシ樹脂を注入しアンカーピンを挿入することで剥落を防止します。
- アンカーピンニング
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- 錆鉄筋防錆処理
「セメンシャス工法、BR工法」
・(株)ダイフレックス
・菊水化学工業(株) - コンクリート内の中性化で鉄筋が腐食し膨張することでコンクリートのポップアップにより剥落する部分の補修に用いる方法で、錆鉄筋を防錆処理しコンクリート内の中性化を抑制した上で、モルタルで補修をおこなう工法です。
- 錆鉄筋防錆処理
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- ひび割れ補修工事
「Uカットシール材充填工法」
・コニシ(株)
・サンスター技研(株) - ひび割れ沿いに電動工具を用いてU字で溝付けをおこない、溝内にシーリング材を充填する工法です。ひび割れからの雨水の侵入を防ぎます。
- ひび割れ補修工事
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- ひび割れ補修工事
「エポキシ樹脂低圧注入工法」
・コニシ(株) - ひび割れ内に専用の器具を使用しエポキシ樹脂を低圧で注入する工法です。補修跡が比較的目立たない方法で、こちらもひび割れからの雨水の侵入を防ぎます。
- ひび割れ補修工事
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- シーリング工事
・コニシ(株)
・サンスター技研(株)他 - コンクリートの打ち継ぎ部分や窓のサッシ廻りなどに施工されているもので、触るとゴムのような感触の部分です。劣化すると雨漏りの原因になるので既存シーリング材を撤去し新規シーリングに打ち替える必要があります。
- シーリング工事
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- カーボピンネット補強工法
「外壁剥落防止補強工法」
・コニシ(株) - 壁面全体をネット状の連続繊維シートと炭素繊維配合ポリマーセメント材で補修・一体化し、さらにステンレスアンカーピンでコンクリート躯体に固定することにより将来にわたって仕上げ材の剥落を防止する工法です。
- カーボピンネット補強工法
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- 外壁吹付工事、塗装工事
・エスケー化研(株)
・日本ペイント(株)他 - 外壁改修の仕上げとして建物の表面に塗料を塗布し覆い、雨風や日光などから建物を保護することや建物の美観を目的としたもので、さまざまな種類があります。
- 外壁吹付工事、塗装工事
- 建物の防水性能や美観維持のための化粧性能をあわせもつ丈夫な塗膜防水材などを塗布し、建物を劣化や漏水から保護します。近年は、建物の「長寿命化」のみならず、工事者や近隣への環境保護を配慮した工法が求められています。
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- アクリルゴム系外壁化粧防水
「アロンウォール工法」
・ アロン化成(株) - アクリルゴム樹脂を外壁に塗布する工法でアクリルゴムの優れた柔軟性により外壁の乾燥収縮に伴うひび割れが生じた場合でも、塗膜は破断し難く、雨水の侵入を長期間シャットアウトします。これによりコンクリート中の中性化を抑制し鉄筋の腐食などを防ぎます。弊社では「高弾性アクリルゴム系樹脂」を配合した材料を使用しており長期にわたる建物の維持を目的としご提案しています。
- アクリルゴム系外壁化粧防水
- 建物の外壁に施工したタイルの「浮き」や「剥落」「ひび割れ」などの劣化に対し、調査・診断の後、張り替え・剥落予防・強度化などの補修とともに防水加工などの適切な施工をおこないます。
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- タイル張り替え工法
- タイルの欠損部・浮き部・ひび割れ部に対し既存タイルを撤去して新規タイルを張る工法です。
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- アンカーピンニング
エポキシ樹脂注入工法
・ コニシ(株) - モルタル外壁と同様にタイル浮き部の補修に用いる工法で、タイル浮き部と下地の空隙部にエポキシ樹脂を注入しアンカーピンを挿入することで剥落を防止します。
- アンカーピンニング
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- ひび割れ補修工事
「エポキシ樹脂低圧注入工法」
・ コニシ(株) - コンクリートやモルタル外壁と同様にひび割れ内に専用の器具を使用しエポキシ樹脂を低圧で注入する工法です。補修跡が比較的目立たない方法で、ひび割れからの雨水の侵入を防ぎます。
- ひび割れ補修工事
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- ハイソリッドアクリルウレタン系
タイル張り仕上げ外壁用改修工法
「クリアウォール」
・ アロン化成(株) - クリアウォールの塗布によりタイルや目地モルタルを風化からの雨漏りを防ぎ、タイルの剥落の進展を予防します。室料は無色透明なためタイル特有の質感を損なうことなく、鮮明で重厚な仕上りになります。
- ハイソリッドアクリルウレタン系
- 鉄筋コンクリート建物などコンクリート構造物の防食・防水対策、耐久性向上、長寿命化などをめざし、微細なひび割れの改修・地下水対策などを施します。
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- RCガーデックス
シッカシート
・日本躯体処理(株)
・住環境創造(株) - コンクリート改質材と呼ばれもので、コンクリート表面などに散布することでコンクリート内部の微細なひび割れなどに充填し、その後固体化することで躯体自体を厚い防水層へと変化させ躯体の劣化抑制の予防維持管理を目的に使用します。
- RCガーデックス
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- 防食ライニング工事
・ ポリウレア樹脂
・エポキシ樹脂 - 上下水道施設などの過酷な環境下にさらされる躯体を保護する目的で用います。
- 防食ライニング工事
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- 止水処理
・親水性ポリウレタン樹脂 他 - 主に地下構造物や常に水を使用する場所などの漏水に対し用います
- 止水処理
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- 塗床工事
・ 水谷ペイント(株)
・(株)ABC商会 - 主に床の防塵対策などに用いられる材料で様々な種類があります。
- 塗床工事
ハイブリッドクイック工法
- 低騒音
- 低振動
- 無粉塵
- 高強度
外壁のタイル張り工法を採用した建物について、タイルの浮きなど経年の劣化が見られます。このとき、あらたにタイルを発注せず、現行のタイルをそのまま使用して補修するとともに「耐震性能」向上にも寄与する工法が「ハイブリッドクイック工法」です。
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- 専用ドリル(MF-1ドリル)は従来のドリルに較べ穿孔作業時に孔内部自動洗浄効果により粉塵除去を徹底的におこなうことから、接着性を究極に高めた孔内環境がつくられ、高強度・高耐久性を実現できます。また、「低騒音」「低振動」など環境負荷の少ない作業環境を創ります。
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- 特殊ノズル(ハイブリッドノズル)により自動的にノズル先端の注入管が孔の最深部に届き、「建築改修工事監理指針」に沿って隙間なくエボキシ樹脂の注入をおこないます。
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- コンクリートの躯体とタイルをしっかりピンにより連結固定します。これにより地震などに際し、外壁の落下防止対策となります。またステンレスピンのキャップ部はタイルと同系色の焼付塗装が施されており、補修も目立たず美観に優れます。